口径 12.5cm
高さ 7cm
大明洪武年製と「大明成化年製」という二つの銘款は、中国の明時代に景徳鎮の官窯で生産された陶磁器の製作時期を示す年号であり、それぞれ異なる皇帝の治世に対応しています。この二つの時代は、明朝の歴史の中でおよそ一世紀近く隔たっており、陶磁器の様式や特徴には顕著な違いが見られます。
洪武時代と成化時代の背景
洪武(こうぶ)時代: この年号は、明朝の初代皇帝である洪武帝(朱元璋)の治世(1368年 - 1398年)に相当します。明朝の建国初期にあたり、元代の様式を引き継ぎつつも、新たな官窯体制の確立を目指した時期です。
成化(せいか)時代: この年号は、明朝第9代皇帝である成化帝(憲宗)の治世(1465年 - 1487年)に相当します。明朝の中期にあたり、この頃には景徳鎮の官窯は高度に洗練され、特に皇帝の個人的な嗜好を反映した、非常に繊細で優美な作品が多く生み出されました。
陶磁器における主な違い
これら二つの時代の陶磁器は、胎土、釉薬、装飾技法、そして全体の雰囲気において明確な相違点を持ちます。
様式と雰囲気:
洪武磁器は、元代の力強く、やや大ぶりでおおらかな作風の影響を強く残しています。器全体に広がる大胆な絵付けが特徴で、器形も大型のものが多く見られます。
歴史的背景: 洪武時代の官窯では年款のある作品は非常に少なく、銘款は釉薬の下に刻まれることが多かったとされています。現存する真の洪武年製の磁器は稀少です。市場に出回っている同銘の作品の多くは、後世(明代後期や清代、あるいはそれ以降)に洪武様式を模倣して作られた模倣品(写し)である可能性があります。
中国の青花磁器は非常に人気が高く、江戸時代初期には日本(伊万里焼など)を含む世界各地で模倣品が作られました。
そのため江戸時代の古伊万里の染付であるかと思われます。
漢字や中国では縁起の良いとされる蝙蝠の紋様が見込みに描かれています。
江戸時代の職人さんのな気質が感じられる艶やかな逸品です。
全体として大変良好な状態ですが経年による擦れなどが多少見受けられます。
時代を経たもの、また手仕事ならではの味わいとしてご理解いただける方にお選びいただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
最後になりますが
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